換算と計算の実例

  1. HOME > 数式の計算の実例 > 1次関数のグラフとは?5分でわかる描き方、特徴、式、傾き、分数との関係

1次関数のグラフとは?5分でわかる描き方、特徴、式、傾き、分数との関係

この記事の要点

1次関数のグラフは、一般式y=ax+bで表される直線です。描き方は切片の点[0,b]と、x=1のときの点[1,a+b]の2点を結ぶだけ。aは傾き(比例定数)です。

傾きaが大きいほど急勾配、b=0ならy=axで比例になります。分数を含む式でも描き方は同じです。

この記事では、1次関数のグラフの描き方・特徴・式・傾き・分数との関係を、図解でわかりやすく整理します。

管理人おすすめ書籍⇒ 増補改訂版 中学校3年分の数学が教えられるほどよくわかる [ 小杉 拓也 ]


1次関数(いちじかんすう)とは、1次式で表される関数のことです。1次関数の一般式は、y=ax+bと表します。aは比例定数、bを切片、xは変数です。yは、a,x,bが定まったとき求まる値です。このようなyとxの関係を「yはxの関数である」といいます。今回は1次関数のグラフの描き方、特徴、式、傾き、分数との関係について説明します。1次式、関数の意味は下記が参考になります。

1次式の例は?1分でわかる意味と例、分数、1次方程式、2次式との違い

関数とは?1分でわかる意味、1次関数と2次関数、変数との関係


1次関数のaを比例定数と言いますが、変化の割合の求め方と同じです。変化の割合の詳細は下記をご覧ください。

変化の割合とは?1分でわかる意味、公式、傾きと増加量との関係

管理人おすすめ書籍⇒ 見るだけで理解が加速する 得点アップ 数学公式図鑑 [ あきとんとん ]

1次関数のグラフとは?描き方、特徴

1次関数(いちじかんすう)のグラフを下図に示します。


図 1次関数のグラフ


1次関数のグラフの描き方は簡単です。1次関数の一般式y=ax+bのグラフを描きます。下記の順序に従って描きます。


・切片の座標を点として描く(y=ax+bのとき切片の座標は必ず[0 , b]となる)

・y=ax+bにx=1を代入するときy=a+bとなる。[x,y]=[1,a+b]の位置に点を描く

・2点を結んで1次関数のグラフが完成


比例定数aを「傾き」ともいいます。またaは変化の割合の求め方と同じです。変化の割合の詳細は下記をご覧ください。

変化の割合とは?1分でわかる意味、公式、傾きと増加量との関係


上記のように座標から点を描き、1次関数のグラフを描くことが可能です。なお、bやaの値が負の場合、点を描く位置が負の領域になるので注意してください。


実際に1次関数のグラフを描きましょう。


1次関数y=3xのグラフを描いてください。切片b=0ですね。また比例定数a=3です。まずは原点(0,0)に点を描きます。


図 1次関数のグラフ1


次に原点から右へ1、「3」は正の値なので上に3の位置で点を描きます。


図 1次関数のグラフ2


あとは2点を結んで1次関数の完成です。


図 1次関数のグラフ3


次に1次関数y=-2x-2のグラフを描きます。まずは切片をプロットしてください。切片が負の値である点に注意してくださいね。


図 1次関数のグラフ4


次にx=1のときのyの値を求めます。x=1のとき、y=-4です。よって下図の位置に点を描きます。


図 1次関数のグラフ5


この2点を結べば1次関数y=-2x-2のグラフの完成です。


また1次関数のグラフには下記の特徴があります。


・1次関数のグラフは必ず直線になる

・aが大きいとグラフは急こう配、aが小さいと勾配は緩やかになる

・b=0のときy=axより、比例を表す式となる

・1次関数の比例定数aの値は必ず一定

1次関数のグラフと式、傾きの関係

1次関数の一般式はy=ax+bでした。b=0のときy=axです。比例定数(傾き)aの値が増減するとグラフはどう変わるでしょうか。


下図のようにa=10、a=1のグラフを並べました。下図のように傾きaが大きいほど勾配のきついグラフになります。


図 1次関数のグラフと傾き

1次関数の式・切片・傾きの関係を早見表にまとめます。

切片[0,b]x=1のとき[1,a+b]
y=3x[0,0](原点)[1,3]
y=-2x-2[0,-2][1,-4]
y=x/2+1[0,1][1,1.5]
y=ax+b(一般式)[0,b][1,a+b]

1次関数のグラフと分数の関係

1次関数y=x/2+1のグラフを描きます。切片=1なので[0,1]の点を描きます。


図 1次関数のグラフと分数


次にx=1のときのyを求めます。y=1/2+1=3/2(=1.5)です。よって[1,1.5]の座標を点として描きます。あとは2点を結んでグラフの完成です。


図 1次関数のグラフと分数2


上記のように、分数が含まれていてもグラフの描き方は同じです。

混同しやすい用語

切片と傾き

切片はグラフがy軸と交わる点のy座標([0,b]のb)、傾きはaで直線の勾配です。y=ax+bで、bが切片、aが傾きになります。

1次関数と比例

比例はy=ax(b=0の特別な場合)で必ず原点を通ります。1次関数y=ax+bはb≠0だと原点を通らない直線になります。

比例定数と変化の割合

1次関数のaは比例定数であり、変化の割合(yの増加量÷xの増加量)と同じ値です。どこで測っても一定になります。

計算のコツ|管理人の一言

描き方は「切片[0,b]を打つ→x=1を代入して[1,a+b]を打つ→2点を直線で結ぶ」の3ステップだけです。

傾きaが大きいほど急、小さいほど緩やか。a・bが負なら点は負の領域に打ちます。

分数の式(y=x/2+1など)も手順は同じ。x=1を入れて分数のまま座標を出せば描けます。

管理人おすすめ書籍⇒ 見るだけで理解が加速する 得点アップ 数学公式図鑑 [ あきとんとん ]

まとめ

今回は1次関数のグラフの描き方について説明しました。1次関数のグラフの描き方は簡単です。切片がある場合、まずは切片の座標を点として描きます(切片の座標=[0,b])。次に、1次関数の式にx=1を代入したときのyの値を求めます。この座標を点として描いた後、2点を結べば1次関数のグラフになります。関数の詳細、比例定数の意味など下記も併せて勉強しましょう。

関数とは?1分でわかる意味、1次関数と2次関数、変数との関係

比例定数とは?1分でわかる意味、求め方と公式、読み方

管理人おすすめ書籍⇒ 増補改訂版 中学校3年分の数学が教えられるほどよくわかる [ 小杉 拓也 ]


▼スポンサーリンク▼

この記事を書いた人

ハナダユキヒロ換算と計算の実例

1次関数y=ax+bのグラフは、切片[0,b]とx=1のときの点[1,a+b]を結ぶだけの直線です。aが傾き(比例定数)で、値が大きいほど急勾配。この2点法を覚えると、分数を含む式でも迷わず描けます。

2024年より「換算と計算の実例」を運営。計算は「慣れ」。実例を繰り返すことで身につくよう、わかりやすく解説します。

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 数式の計算の実例 > 1次関数のグラフとは?5分でわかる描き方、特徴、式、傾き、分数との関係