この記事の要点
(a-b)2を展開するとa2-2ab+b2です。よく使う展開公式の1つです。
(a-b)2は(a-b)(a-b)のこと。分配法則で展開すれば公式を暗記しなくても解けます。
中央の項は「-2ab」(符号はマイナス)。(a+b)2=a2+2ab+b2と符号を混同しない点に注意します。
この記事では、(a-b)²の展開公式、分配法則を使った展開方法、(ab)²の計算、練習問題を、早見表つきで整理します。
管理人おすすめ書籍⇒ 増補改訂版 中学校3年分の数学が教えられるほどよくわかる [ 小杉 拓也 ]
(a-b)2を展開すると「a2-2ab+b2」になります。よって、(a-b)2=a2-2ab+b2で、よく使う展開公式の1つです。(a-b)2は「(a-b)の2乗」なので、(a-b)2=(a-b)(a-b)です。1つの(a-b)=Aと置くと「(a-b)2=A(a-b)」になります。あとは分配法則に従って和の形にするだけです。今回は(a-b)2の解き方、公式、展開方法、練習問題について説明します。その他の展開公式など下記が参考になります。
展開公式とは?1分でわかる意味、二乗、3乗の公式、覚え方、問題
(ax+b)(cx+d)の解き方は?1分でわかる公式、展開方法、練習問題
(x+a)(x+b)の解き方は?1分でわかる公式、展開方法、練習問題
管理人おすすめ書籍⇒ 見るだけで理解が加速する 得点アップ 数学公式図鑑 [ あきとんとん ]
(a-b)2を展開すると「a2-2ab+b2」になります。よって、
となります。上記は展開公式の1つです。上式が成り立つかどうか、展開して確認しましょう。(a-b)2は「(a-b)の2乗」を意味するので「(a-b)2=(a-b)(a-b)」です。
(a-b)の1つをAとおくと、(a-b)(a-b)=A(a-b)になります。あとは分配法則に従い、整式の積を和の形に直します。その後、Aを元の式に戻しましょう。
また、下図のように展開する方法を覚えると暗記しやすいです。
展開のルール、分配法則の詳細は下記が参考になります。
数学の展開とは?1分でわかる意味、やり方、公式、二乗、因数分解との関係
展開公式とは?1分でわかる意味、二乗、3乗の公式、覚え方、問題
(ab)2 = a2b2です。(ab)2 =(ab)(ab)です。よって、aとbの2乗の積となりますね。
(a-b)2に関する練習問題を解きましょう。
・(a-2)2
・(a-1)2
・(a-5)(a-5)
公式を使えば簡単ですね。答えを下記に示します。
(a-b)2と、関連する展開公式の早見表を示します。
| 式 | 展開公式 | 答え |
|---|---|---|
| (a-b)2 | a2-2ab+b2 | a2-2ab+b2 |
| (a+b)2 | a2+2ab+b2 | a2+2ab+b2 |
| (ab)2 | (ab)(ab) | a2b2 |
| (a-2)2 | a2-2×2a+22 | a2-4a+4 |
| (a-1)2 | a2-2×1a+12 | a2-2a+1 |
混同しやすい用語
展開(てんかい)
積の形の式のかっこを外して、和や差の形に直すこと。(a-b)2→a2-2ab+b2。
分配法則(ぶんぱいほうそく)
a(b+c)=ab+acのように、かっこの外の項をかっこ内の各項に掛ける計算ルール。展開の土台になる。
(a-b)2と(ab)2
(a-b)2は「差の2乗」でa2-2ab+b2。(ab)2は「積の2乗」でa2b2。中身がまったく違う。
今回は(a-b)2の解き方について説明しました。(a-b)2=a2-2ab+b2です。覚えやすい展開公式の1つなので暗記すると便利です。もちろん、暗記しなくても分配法則を理解すれば解くことができます。下記を併せて勉強しましょう。
数学の展開とは?1分でわかる意味、やり方、公式、二乗、因数分解との関係
展開公式とは?1分でわかる意味、二乗、3乗の公式、覚え方、問題
管理人おすすめ書籍⇒ 見るだけで理解が加速する 得点アップ 数学公式図鑑 [ あきとんとん ]
計算のコツ|管理人の一言
(a-b)2=a2-2ab+b2は「両端は2乗、真ん中は2×かけ算で符号はマイナス」と覚えると速いです。
(a+b)2との違いは中央の符号だけ。引き算の2乗なら-2ab、足し算の2乗なら+2abです。
忘れても(a-b)(a-b)を分配法則で展開すれば必ず導けます。公式は確認用と考えれば気が楽です。